こんにちは
トムです!
以前のブログの中で
発声するときは
口を縦にあけてくださいと
書きました。
これは
呼吸 発声 共鳴 滑舌
の四つの要素の内の
共鳴に当たる部分です。
でもこの縦に開けるというのは
滑舌の部分でも大事なところです。
日本語は口を大きく開けたり
口を横いっぱいに開けて話す言語ではありません
しかし
逆に言えば大きく開けない分とても繊細に
口周りの筋肉を使っています。
日本語は一音一音母音で構成されているため
毎度確実に母音の口にしなければなりません。
せっかく腹式呼吸でボリュームのある
「声」で上がってきてるのに
最後のところで
「芯」のない音として言葉になってしまいます。
滑舌で大事なことは
「支え」が重要です。
発声ではいろんなところに出てくるキーワードですが
滑舌での支えは
イラストの口の両端になります。
口周りには様々な筋肉が集積しています。
時間があればやっていただきたいのですが
口を縦に開けた時
筋肉の方向性を感じられると思います。
この「支え」が抜けていると
ボリュームの無い細い言葉になってしまうのです。
よく音楽の世界で
マイクがあるから声小さくても大丈夫だよ!
と聞くことがありますが
これは間違いで
マイクはあくまでも拡声機能でしかなく
「支え」芯の無い音は人の耳には届かないのです。
「この役者、音はするけど何言ってるかわからない」
は支えの無い状態です。
滑舌をよくするは
表情筋トレーニングも大事ですが
先ずは
「支え」を意識することが大事です