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声が通らないとき、つい喉をがんばってしまう
「声が通らない」
「話していると喉が疲れる」
「大きく出そうとすると、逆に詰まる気がする」
そんなとき、多くの人はまず喉をどうにかしようとします。
声を前に押し出したり、口を大きく動かしたり。
けれど、がんばるほどに声が細くなったり、喉が締まったりすることもあります。
もしかするとそれは、あなたのやり方が悪いのではなく、
喉が“すでに頑張らされている状態”なのかもしれません。

喉が原因とは限らない。起点はもっと下にあるのかもしれない
Tom’s Voiceでは、喉は「最後に整う場所」だと考えています。
声が通るときは、喉だけが急に強くなるのではなく、もっと下…身体の中心のほうから、静かに整っていく感じがあります。
その“起点”になりやすい場所が、鳩尾(みぞおち)あたりです。
喉を鍛える前に、
「鳩尾の奥が、今どんな状態か」
そこに少し目を向けてみると、声の出方が変わってくることがあります。
鳩尾が固いと、息も声も上で止まりやすい
鳩尾は、肋骨のいちばん下あたり。胸とお腹の境目にある場所です。
ここが固くなっているとき、身体の中ではこんなことが起きやすくなります。
・息が浅くなっている気がする
・胸の前が固まりやすい
・吐く息が途中で途切れる
・その分、喉が“代わりに”がんばってしまう
鳩尾に「詰まり」や「押さえつけられる感じ」があると、
息が下へ降りるより先に、上のほうで止まりやすくなります。
すると声も、出そうとするほどに喉で調整するしかなくなって、
結果として締まりやすくなる…そんな流れが起きることがあります。
声は「出す」ものというより、
身体が整った結果として“通り始める”現象なのかもしれません。
1分だけ。声を出さずにできる小さな体感ワーク
ここで、短いワークをひとつ。
声は出さなくて大丈夫です。
1)鳩尾に手を当てる
片手を鳩尾にそっと置きます。押さえないで、触れるだけ。
2)吐く息を少し長めにする
「ふー…」と音を出さなくてもいいので、
鼻からでも口からでも、吐けるだけやさしく吐いてみます。
3)鳩尾の奥が“ゆるむ瞬間”を待つ
うまくやろうとしなくて大丈夫です。
息を吐くたびに、鳩尾の奥がほんの少しほどけるような瞬間がないか、静かに観察します。
ここで面白いのは、
「ゆるめよう」とするより、
うまくいかない自分をゆるしてしまった瞬間に、
ふっと緩むことがある、ということです。
ゆるみは、力で作るものというより、
ゆるすことで起きることがあるのかもしれません。
終わったら、すぐ声を出さなくても構いません。
身体の中心が少し静かになった感じがあれば、それで十分です。
「日常の言葉」で、届く声を育てていく
声を通したいとき、特別な発声練習をしなくても、
日常の言葉で十分なことがあります。
たとえば、
「おはようございます」
「ありがとうございます」
この短い言葉を、うまく言おうとしないで、
さっきの鳩尾の感覚が少し残っている状態で、そっと口にしてみます。
声を前に飛ばすよりも、
身体の真ん中から“にじむように出る”のを待つ。
大きな声でなくても、
相手のところまでスッと届くように感じる瞬間があるかもしれません。
滑舌を矯正するというより、
声が通る“土台”を整えていく。
Tom’s Voiceはその感覚を大切にしています。
声は、満ちた内側から溢れるもの
声が通らないとき、
私たちはつい「もっと出さなきゃ」と思ってしまいます。
でも本当は、
出す力を足す前に、
通る状態をつくるほうが先なのかもしれません。
鳩尾の奥がほどけて、息が通り、
胸が少しゆるんで、喉が静かになる。
そういう順番で、声は自然に変わっていくことがあります。
もし気になったら:体験レッスンで一緒に見てみませんか
もしこの記事を読んで、
「鳩尾の感覚、ちょっと気になるかも」
と思ったら、体験レッスンで一緒に見てみませんか。
Tom’s Voiceの体験では、
声を無理に出す前に、呼吸・姿勢・鳩尾まわりのゆるみを静かに確かめながら、
“声が通りやすい状態”を整えていきます。
タイミングが合うときに、ふと思い出してもらえたら嬉しいです。
声を出す前に、少しだけ立ち止まってみませんか
Tom’s Voiceでは、
声を「鍛える」前に、声が生まれる身体に戻ることを大切にしています。
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気になることが出てきたら、いつでも個別にご相談いただけます。
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