「声をもっと通したい」「人に届く声になりたい」
そう感じたことはありませんか?
多くの人は“通る声=大きな声”だと思いがちですが、
実はそれはまったく別のもの。
大きな声は「音量」で伝えるもの。
一方で通る声は、「響き」と「支え」で自然に届く声です。
今回は、通る声の正体と仕組み、
そして誰でも始められる“響く声”の出し方をお伝えします。
目次
通る声とは?「音量」ではなく「響き」で届く声
通る声とは、喉の力ではなく、身体全体で響く声のこと。
声のエネルギーが胸や背中、口の中、頭の中まで響き、
空気に乗って自然に広がる状態を指します。
通る声は、無理に張り上げなくても遠くまで届きます。
それは“身体という楽器”がしっかり鳴っているから。
喉だけで頑張るのではなく、
身体の中にある「響きの空間」を使うことで、
やわらかく、でも芯のある声が生まれるのです。

なぜ「大きい声」では通らないのか
大きい声を出そうとすると、
どうしても息を押し出し、喉に力が入ってしまいます。
すると、音は大きくても響きがなくなり、
聞く人には「きつい」「圧を感じる」印象を与えてしまうのです。
一方で、通る声は力を抜いた状態で支えがある声。
やわらかいのに、しっかり届きます。
これは「響き」と「支え」が自然に整っているからです。

通る声をつくる2つの柱:「支え」と「共鳴」
通る声には、次の2つの要素が欠かせません。
① 支え(息のコントロール)
「支え」とは、息を安定させる力。
腹部やみぞおち、背中で呼吸を支えることで、
声の流れがブレず、安定した響きが生まれます。
② 共鳴(響きを広げる空間)
共鳴とは、声を響かせるための空間づくり。
胸・口・頭の中の空洞に音が反射し、
声が自然に膨らんで広がります。
支えと共鳴がつながることで、
声は“押し出す”ものから“流れる”ものに変わります。
この瞬間、あなたの声は自然に通りはじめます。
今日からできる「通る声」を育てる簡単エクササイズ
Step 1:息を整える
ゆっくり息を吐き、みぞおちをやわらかく広げます。
息を「ふぅ〜」と長く吐くとき、お腹の奥が少し縮む感覚を感じましょう。
Step 2:響きを感じる
口を閉じて「ん〜」とハミング。
頬や鼻のあたりが振動する感覚があればOK。
それがあなたの“響き”です。
Step 3:声にのせる
ハミングのまま「ん〜ま〜」「ん〜あ〜」と母音に変えていきます。
このとき、喉ではなく“息の流れ”に声を乗せる意識を持ちましょう。
ほんの数分でも続けることで、
声がやわらかくなり、自然に通る感覚が生まれていきます。

まとめ:「通る声」は“自然体のあなたの声”
通る声は、特別な才能ではありません。
力を抜き、息を支え、身体を響かせることで、
誰でも育てることができます。
そして、声が変わると、
あなたの印象も、伝わり方も、まるごと変わります。
声は、あなたそのものの表現です。
自然体の声で、あなたらしい響きを届けていきましょう。
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