「背筋を伸ばして」「胸を張って」――そう言われると、つい力を入れてしまいませんか?
でも気づくと首や肩がこわばって、呼吸が浅くなっている。
Tom’s Voiceが大切にしているのは、姿勢は“気合い”ではなく“呼吸”がつくるという考え方です。
この記事では、40〜50代の方に向けて、呼吸と姿勢の関係をやさしく解説しながら、今日からできる小さな一歩をご提案します。
(前シリーズの最終回は「45歳からの声の磨き方」第8回をご覧ください)

目次
【1. 緊張すると、首とみぞおちが同時に固まる】
緊張やストレスが高まると、首・肩・みぞおちが連動してギュッと縮み、呼吸の自由度が下がります。
特にみぞおち(ストレスセンサー)が硬くなると、横隔膜の動きが制限され、息を長く吐ききれません。
スマホやPCでの前のめり姿勢は胸を潰し、呼吸を浅くする典型です。
首のこわばり=呼吸のこわばり。まずは首とみぞおちをやわらかくしていきましょう。
小さなコツ:
みぞおちに手を当て、ため息をつくように「はぁ〜」と長く吐く。
肩が下がり、首まわりの余計な力が抜けていきます。
【2. 「力を抜く」と、自然に下腹に支えが生まれる】
首・肩・腰の余分な緊張が抜けると、下腹に自然と力が集まります。
骨盤が立ち、上半身が軽くなる――これが脱力の結果としての“支え”です。
力を「入れて支える」のではなく、抜いた結果、勝手に支えが立ち上がる感覚へ。
笑っているときの下腹を思い出してみてください。柔らかくキュッとまとまり、息はなめらかに流れます。
支え呼吸のヒント:
息を吐きながら下腹の「まとまり」を感じる。
みぞおちは柔らかく、首は長く。これが声の通り道をつくります。
【3. 呼吸が深まると、身体全体が内側から整う】
深い呼吸は、胸や肩・首の緊張を内側からほどきます。
吸うたびに肋骨が広がり、吐くたびにゆるむ――そのリズムが血流や自律神経のバランスを整え、姿勢を保つ土台が自然に働き始めます。
横隔膜の上下動は内臓をやさしくマッサージし、めぐりを助けます。
呼吸が整う=姿勢の土台が整う。外側から「正す」より、内側から「整える」ことが大切です。
【まとめ:良い姿勢は“呼吸”がつくる】
良い姿勢は、努力や筋力で無理に作るものではありません。
呼吸が全身を整えた結果、自然に現れる“形”です。
今日からできる第一歩はとてもシンプル。
- みぞおちに手を当て、硬さを感じる
- ため息のように「はぁ〜」と長く吐く
- 下腹のまとまりを感じる(骨盤が立ち、首が長くなる)
その瞬間、「呼吸が姿勢をつくる」ことを、身体が教えてくれるはずです。
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【次回予告】
『声と姿勢②:上半身のこわばりを抜くと、下腹に力が集まる』では、
具体的なゆるめ方と、下腹の支えを邪魔しない日常動作のコツをお届けします。